NetBeans開発プロジェクトは13日 (米国時間)、Javaベースの統合開発環境「NetBeans 6.5」のβ版を公開した。動作環境はWindows 2000 / XP / Vista、Linux (x86 / x64)、Solaris (x86 / x64、SPARC)、およびMac OS X。
今回のリリースは、10月中旬の正式公開が予定される次期バージョン (v6.5) に向けたβ版。v6.1ではアーリーアクセス版として暫定的に提供されていたPHP関連機能が、正式にサポートされた。PHPエディタには、コード補完や構文のハイライト表示、Xdebugのサポートなど、PHPスクリプトの開発に必要な機能が装備されている。
JavaScript / Ajax関連機能も強化。Firefoxに対応したJavaScriptデバッガや、JavaScriptライブラリマネージャが装備された。Yahoo UIやWoodStock、jQueryなどのJavaScriptライブラリも同梱される。Java関連機能では、Groovy / Grailsのサポート、Eclipseプロジェクトのインポート / 同期などの強化が行われている。
NetBeansのWebサイトでは、英語版のバイナリパッケージのみ提供されるが、日本のユーザ向けに日本語化ZIPファイルも公開されている。英語版のインストール後に追加することで、日本語のユーザーインターフェイスが利用可能になる。なお、Mac OS X向けには、メニュー上に括弧で囲まれた英数字 (ニーモニックキー) を省いた専用のZIPファイルが用意される。