米Microsoftは8月11日(現地時間)、「Visual Studio 2008 SP1」と「.NET Framework 3.5 SP1」がそれぞれRTMの工程に達したことを発表した。両ソフトウェアともに同日よりDownload Centerからのダウンロードが可能になっている。主にパフォーマンスを中心に改良が行われているほか、新機能としてClient Profileをサポートする。これは通常よりも容量の小さい.NETアプリケーションの再配布パッケージを作る機能で、アプリケーションの展開がより容易になる。
Client Profileにより、再配布用のモジュールサイズを従来の197MBから26.5MBと8分の1程度まで縮小することができる。このほかの特徴としては、ASP.NETへの新機能追加、ADO.NET Entity FrameworkとADO.NET Data Servicesのサポート、SQL Server 2008との連携、IIS 7.0でのアプリケーション実行速度の向上などが挙げられる。また.NET Frameworkの進化に合わせてVisual Studioの基本機能もSP1で改良されており、WPFやAjaxでのアプリケーション開発のツール性能が向上している。