携帯向けメディア変換サービスを提供するネクシム・コミュニケーションズは、Microsoft Office OnlineのOutlook予定表共有サービスで公開した予定表ページを携帯電話から閲覧可能にする技術を開発した。同社の持つ、PC用Webサイトをモバイル専用サイト同等に変換する技術「IMP(Intelligent Mobile Platform)」を応用したもの。

IMPでは、独自のアルゴリズムによりコンテンツを理解した上で、あらゆるモバイル端末に合わせてページをリアルタイムに自動変換を行う。この機能は同社のWebサイトからβ版を試用できる(公開は8月15日まで)。

今回開発されたのは、通常は自動変換できないページをIMPのカスタマイズにより携帯電話から閲覧することを可能としたもの。表組み等の表示最適化や、セッション管理およびJavaScriptへの対応をサーバ側で行っている。これは機能の実証という形で開発されたもので一般向けには提供されていないが、同機能を利用することで企業はキャリア・端末の制限なく手軽にモバイル向け社内ポータルの構築が可能となる。同社では今後個別のカスタマイズ案件への対応を行っていくとしている。