ソリューション開発を行うサイオは7日、同社が開発・販売するECサイト支援ソフト「ネットショップde快速販売『速販』」のユーザー向けに、卸価格で商材を提供するサービス「速市(そくいち)」β版を公開したと発表した。同社では、「独自ルートで調達した商品群から提供するため、価格競争などに陥りにくい」としている。
「速市」は、「速販」を利用して楽天市場やYahoo! ショッピング、Eストアーなどへ出店しているネットショップ運営者のためのマーケットプレイス。
ネットショップ運営者は、サイオが調達した商材を「速市」から卸価格で購入。「既に販売している主力商材の関連商品などとして、サイトに掲載・販売することができる」(同社)。
商品は速市から購入者へ直接配送するわけではなく、ロット単位でネットショップ運営者に配送され、運営者から購入者へ個別配送。そのため、「運営者が責任をもって購入者に販売できる」(同)という。
サイオでは、「今年度で速販ユーザーの少なくとも10%が速市を利用すると見込んでいる。その後の利用状況に応じてさらに商材やサービスを拡充していきたい」としている。