ゾーグはこのほど、仏HDRSoft社のダイナミックレンジの広い画像やHDRイメージを作成できるソフト「Photomatix Pro 3.0(フォトマトリックスプロ)」の先行ダウンロード販売を8日より開始すると発表した。同社の運営する写真共有サイトZorgでの会員価格は10月31日まで9,800円、それ以降は1万3.440円、一般での価格は1万5,540円となっている。店頭での販売は10月初旬となる予定。

Photomatix Pro 3.0処理中画面

同製品は、露出の異なる複数の写真を合成処理することで、画像のダイナミックレンジを拡大。従来の写真では表現できなかった全ての明暗ディティールを再現し、写真の白とびや黒つぶれを解消、「目で見たままの画像」に近づけることができるという。また、生成されたHDRイメージをディスプレイ表示やプリントに適した画像に調整するトーンマッピング処理に優れているとしている。このほかに、1枚のRAWデータより擬似的にHDRイメージを作成する機能やバッチ処理にも対応し、HDRイメージの生成やトーンマッピング、露出合成などの一連の作業を自動処理で行うことができる。

擬似HDRイメージ処理前 擬似HDRイメージ処理後

入力対応ファイル形式はJPEG、TIFF、PSD、BMP、Radiance RGBE、RAW。出力形式はJPEG、TIFF(8/16 bit)。対応環境は、Windows版はWindows XP/Vista。Mac版はMac OS X v10.4からv10.5となっている。

トーンマッピング処理前画像 トーンマッピング処理後