日本ナショナルインスツルメンツは、計測/制御向けのソフトウェア開発環境「LabVIEW 8.6」をリリースした。日本語版も用意している。価格は17万円(税抜)から。

LabVIEWは、専門知識のない人でもソフトウェア開発を行えることを目指して開発されたツールである。ソースコードの代わりにグラフィックスを用いてアルゴリズムを表現することにより、直感的な開発が行える。

また、膨大な量のソースコードを記述しなければならないマルチコアプロセッサのプログラミング(並列処理プログラミング)にも注力しており、既存のバージョン8.20から対応している。最新バージョンとなるLabVIEW 8.6においてもマルチコアプロセッサのための機能が強化され、高速に数値演算や信号処理を行うために1,200種類以上の解析関数を備えている。

そのほか、FPGA開発のための機能も強化された。例えばシミュレーションにおいてアプリケーション検証がパソコン上で行えるようになるなど、開発期間の短縮を図っている。

なお、同社ではWebサイト上でLabVIEW 8.6の評価版を配布している。