ソーシャルネットワークサイトの英Bebo(米AOL傘下)は8月4日(現地時間)、宇宙にメッセージを送るデジタルタイムカプセル・プロジェクト「A Message From Earth」を開始した。ユーザーのメッセージを惑星のグリーゼ581cに送るという壮大なプロジェクトとなる。

ロシアの学術機関Institute of Radio Engineering and Electronics Russian Academy of Scienceと組んだプロジェクトで、生物存在の可能性があるといわれるグリーゼ581cに地球からメッセージを送ろうというもの。

Beboユーザーは画像やテキストを含むオリジナルメッセージを作成し、専用サイトに投稿できる。投稿は無料だが、Beboユーザーに限定される。この中から、9月末に行う投票で500件を選出する。選ばれたメッセージは、ウクライナの国立機関National Space Agencyによりフォーマット化され、同機関がクリミアに設置した電波望遠鏡「RT-70」を利用して放射される。送信日は10月9日の予定。

グリーゼ581cは太陽系から20.5光年離れたところにあり、Beboではメッセージが到着するのは2029年の春頃と予想している。