Googleは5月27日(米国時間)、Ajaxライブラリの配布サービスThe AJAX Libraries APIを開始すると発表した。これはGoogleのサイトでjQuery、Prototype、script.aculo.us、MooTools、Dojoなどのライブラリを配布するサービス。ミニファイされたライブラリをGoogle CDNを使って高速に配信するというもので、バージョン指定にワイルドカードも使えることから自動的にバージョンアップの適用もできるという特徴もある。
The AJAX Libraries APIの登場は多くのWebアプリケーションデベロッパに好意的に受け止められたが、ほかのGoogleサービスのいくつかがそうであるようにHTTPSを使った通信に対応していないところが非難されてきた。電子商取引サイトなどではThe AJAX Libraries APIが使えないからだ。
7月29日(米国時間)、GoogleはThe AJAX Libraries APIに対してSSLアクセスをサポートしたと発表した。SSL対応はもっとも要望が多かった項目だけに、今回の対応でさらにThe AJAX Libraries APIを活用するサイトが増えることにつながるとみられる。SSL未対応ということでThe AJAX Libraries APIの採用を断念していた場合には、今一度検討してみるとよさそうだ。