RSAセキュリティは、同社の提供するフィッシングサイト閉鎖サービス「RSA FraudAction(アールエスエー・フロードアクション)」を、東京スター銀行が8月1日より導入することを発表した。同サービスの日本の金融機関での採用は、みずほ銀行、三井住友銀行などに続き20社目となる。
東京スター銀行は、同行の個人向け・法人向けインターネットバンキングにおいて、RSA FraudActionを採用。同サービスではこれまでに世界中で発生した約9万件のフィッシングサイトを平均5時間で閉鎖した実績がある。24時間365日体制のRSAオンライン不正対策指令センターが、大手ISP等パートナーのネットワークにより不正サイトのブロックとシャットダウンを行っている。
同サービスにより、銀行等のサービス提供者は短期で対策を行うことが可能。またサービス利用者はフィッシング対策ソフトをインストールしたり、自身でサイトの真偽を確認する必要がないなど、提供者/利用者双方に利点がある。
フィッシング対策協議会の発表によると、日本におけるフィッシングサイト報告件数は、2006年が114件、2007年が179件。今年は1~3月で34件あり、金融機関ではイーバンクやゆうちょ銀行を装う事例が観測されているという。