日本IBMは30日、中小規模ビジネス向けのタワー型x86エントリー・サーバー「IBM System x3200 M2」の新ラインナップとして、エコノミーモデル、およびDVD-RAM搭載モデルを発表した。IBMダイレクト価格はそれぞれ9万5,550円、21万6,300円。出荷は8月16日より開始される。
今回発表された2モデルは、最大3GHzで動作するCPUを搭載し、処理能力が25%向上している。また、エントリー・サーバーながらも最大3TBの大容量ディスクに対応し、システム障害の自動検知機能、統合管理ソフトウェア「IBM Director」によるシステム運用状況のきめ細かい設定や監視ができ、システム設計・運用の簡素化が可能だ。さらに、オプションを利用することで19インチ汎用ラック(5U)への搭載にも対応する。
このほか、これまでの販売実績から売れ筋の構成を「IBM Express Advantageオファリング」対応製品としてモデル化し、従来モデルより約2割安価な価格設定としたほか、最短で受注当日に出荷する。同社では、プリンター・サーバーやメール・サーバーなどのオフィス用途から、ビジネス・アプリケーションを稼働させるDBサーバーやインターネット/イントラネット向けサーバーまで中小規模ビジネスに幅広く活用できるとしている。
エコノミーモデルの仕様は、CPUがIntel Pentiumデュアルコアプロセッサー E2200(2.20GHz)、メモリが512MB(最大8GB)。ハードディスクは250GB容量×2(RAID1構成済み、最大3TB)。
DVD-RAM搭載モデルの仕様は、CPUがIntel デュアルコアXeonプロセッサー E3110(3GHz)、メモリが512MB(最大8GB)。ハードディスクは250GB容量×2(RAID1構成済み、最大3TB)、光学ドライブはDVD-RAMドライブ。OSはMicrosoft Windows Server 2003 (SP2) R2 Standard Edition(32bit)がプリインストールされている。
両モデルともに3年間部品/3年間オンサイト修理・保証サービス(24時間×7日)/CRU(ユーザーによる交換)のほか、3ヶ月間ハードウェア、基本OSの導入・構成に関する無料サポートが受けられる「スタートアップ90」が付属する。サポートOSは、Microsoft Windows Server 2003 (SP2) R2、Windows Server 2008、Red Hat Enterprise Linux AS/ES/WS 4、SUSE Linux Enterprise Server 10、Xen。