Firebug - Firebug Lite

25日(米国時間)、Firebug Liteの最新版となるFirebug Lite 1.2が公開された。Firebug LiteはFirebugの機能をJavaScriptで実装したサブセット版。ページに挿入可能なJavaScriptとして実装されているためFirefoxのみならずIE、Safari、Operaなどのブラウザでも使えるという特徴がある。

Webアプリケーション開発やWebデザイン調整に人気のあるエクステンションがFirebugだ。しかしエクステンションとして実装されているためFirefox以外では使えないという制約がある。同じデバッグ機能をIEやSafariで試したいと思っても使えない。Firebug LiteはFirebugの機能を挿入可能なJavaScriptで実装することでIEやSafari、Operaでも動作するようにしたサブセット版。Firebugと同じ機能をほかのブラウザでも試せるようになる。

Firebug Lite 1.2ではDOM要素のインスペクト機能が追加されたほかXHRのトラッキング機能、HTML/CSS/JavaScriptのナビゲート機能が実現されている。ひとつ前のバージョンがconsole.log機能をおもに提供していたことから比較すると、だいぶ機能が向上したことになる。

Firebug Lite 1.2 on IE7動作例

Firebug Lite 1.2 on Safari 3.1動作例

Firebug Lite 1.2 on Opera 9.51動作例

Firebug LiteはあらかじめJavaScriptコードを挿入することでページに埋め込んでおくことができる。その場合はF12などで表示の有無を制御できる。ソースコードをダウンロードしておけばオフラインで動作させることも可能だ。またブックマークレットも用意されているため、任意のページに対しても適用できるようになっており、よりFirebugと近い操作が可能になっている。

ページにあらかじめ挿入する場合のコード

手軽に試せることからブックマークレットを登録しておくと便利だ。ブックマークレットはFirebug Liteのページに用意されているので登録して活用していきたい。