トレンドマイクロは28日、100人以下の中小企業向け総合サーバ・クライアントセキュリティ製品「Trend Micro ビジネスセキュリティ 5.0」を発表した。価格は5ユーザー版で初年度2万7,500円、8月22日から出荷開始する。

新製品は「Trend Micro ウイルスバスター ビジネスセキュリティ」の後継にあたる。迷惑メール対策やWebサイトの危険度評価・ブロック機能に加え、パターンファイルに依存せずシステム改変の監視で新しい脅威を検出する機能を新たに搭載した。旧製品と比較して検索時間を最大約80%短縮でき、複数の対策機能を組み合わせた多段階の防御機能とあわせて、中小企業が安心してビジネスに注力できる環境を提供するという。

迷惑メール対策では、メール受信時に業務に不必要なメールや不正なWebサイトへ誘導するメールを検出できる。画像迷惑メールやフィッシングメールに対応したゲートウェイ向け迷惑メール対策製品と同じ迷惑メール検索エンジンを採用、Outlookシリーズのプラグインとして機能する。

Webサイトの危険度評価・ブロック機能はフィッシングサイト等の不正なWebサイトへのアクセスを未然にブロックする。ユーザーのブラウザを利用したWebサイトへのアクセスに加え、不正プログラムが背後で実施するWebサイトへのアクセスもブロック可能。パターンファイルに依存しない脅威検出は、同社の企業向け製品としては初の挙動監視機能となる。また、Windows 2008 Serverにも対応した。

パッケージ版の価格は以下の通り。

ユーザー数 初年度 2年目以降
5ユーザー 2万7,500円 2万2,000円
10ユーザー版 5万5,000円 4万4,000円
15ユーザー版 8万2,500円 6万6,000円
25ユーザー版 13万7,500円 11万円

ライセンス版の1ライセンスあたりの価格は以下の通り。

ライセンス数 初年度 2年目以降
5~24 6,900円 3,450円
25~49 6,800円 3,400円
50~99 6,500円 3,250円

なお、30日間の無料体験版を同社のWebより、ダウンロードできる。