横浜市教育委員会は24日、「教頭抹殺したい」などと学校への不満を自らのブログに書き込んだとして、横浜市鶴見区の市立小学校の29歳男性教諭を免職処分にしたと発表した。今月3日に、神奈川県が横浜市安全管理局に書き込みに関し情報提供。横浜市教委が男性教諭に事情聴取を行ったところ、ブログへの書き込みを認めたという。

横浜市教育委員会によると、男性教諭は6月以降、自分で開設したブログに、「教頭抹殺したい」などと書き込み。女性の主幹教諭に対しては「死ね死ね死ね…」と51回にわたり書き込んだ。

さらに、「ホント殺したい」「教師殺しがあったら、それはオレです、絶対」などと犯行予告のような書き込みも行った。

横浜市教委は「教員の職に必要な適格性を欠いた」とし、男性教諭を処分することとした。

男性教諭は今年4月1日付で採用。同教委はブログへの書き込みについて、「副校長(教頭)や主幹教諭による指導などに対する不満が背景にあった」とみている。

現在、男性教諭によりブログはすでに閉鎖。副校長や主幹教諭は被害届を提出する予定はないという。

ネットの匿名性についてはこちらのレポートを参照

【レポート】なぜ捕まるのか? とまらない犯行予告と逮捕劇に見る"ネットは匿名"の誤解