FPGAベンダの米Actelは、同社のFPGAが自動車品質システム規格「ISO/TS 16949:2002」認証を取得したことを発表した。これにより、自動車関連メーカーは、同社のFPGAを車載アプリケーションに組み込むことが可能となる。
すでに同社は、2007年に「AEC-Q100 グレード1」ならびに「同グレード2」の認証を取得したことを発表しているほか、生産部品承認プロセスである「PPAP(Production Part Approval Process)」文書にも対応している。
今回の認証取得により、同社では「低消費電力FPGAを車載アプリケーションに搭載することができることが保証されたほか、設計・開発・製造プロセスが同規格のガイドラインを満たすことが確認された」としている。
なお、同社では、同社のFPGA「ProASIC3」は、スイッチコントロールに独自のオンチップ・フラッシュ・メモリを採用していることにより、コンフィギュレーションのビット化けを発生させる中性子に起因するファームエラーの発生を抑えることができるとしており、そのため、同社の車載グレードFPGAは、車載アプリケーションで用いられるASICの代替になりうるとしている。