日立ソフトウェアエンジニアリングは23日、インフォマティカ・ジャパンのデータ統合プラットフォーム「PowerCenter」を使用して、セールスフォース・ドットコムのオンデマンドCRMアプリケーション「Salesforce」と各種基幹システムとの連携を実現するSaaS連携基盤提供サービス「SaaSWare DataLoader」の提供を開始した。月額料金は65万円から。
新サービスでは、基幹システムとSalesforceを連携する各種コネクタを提供、ユーザーは必要なコネクタだけを利用して短期間かつ低コストでデータ連携を実現できる。PowerCenterが持つ各種コネクタの利用により、Salesforceと他システムを短期間・低コストで連携できるとしている。また、オンデマンド型サービスのため初期コストの低減に加え、柔軟な拡張性に富んだシステム運用が可能という。
PowerCenterは企業内のデータの流れを統合管理するデータ統合基盤であり、1)リポジトリによるメタデータの一元管理が可能、2)マルチスレッド処理により大量データの高速処理を実現、3)GUI操作を基本とする高い開発生産性(SQLプログラム言語での開発と比較して3倍以上)といった特徴を持つ。
日立ソフトはSalesforceと各種アプリケーションとの連携サービスであるSaaSWareについて、今後は日立ソフトが提供するパッケージソフトおよびサービスとの連携、日立グループ各社が保有するパッケージソフトとの連携、ERP等の基幹システムとの連携を予定している。また今回提供開始した新サービスで、初年度1億円の受注を見込む。