米Googleは7月16日 (現地時間)、オフィスツールサービス「Google Docs」に各種テンプレートを集めた「Google Docs Template Gallery」を追加した。ビジネス、計算、カレンダー&スケジュール、ラベル&名刺、手紙&ファックス、ファイナンス、履歴書、統計情報、教育など13カテゴリで、すでに300近いテンプレートが公開されている。テンプレートギャラリーから[Use this template (このテンプレートを使う)]をクリックすると、テンプレートを用いた新規画面が開く。

Google Docs Template Gallery

ギャラリーがオープンした日の時点で、文書用113種、スプレッドシート用113種、プレゼンテーション用72種のテンプレートが揃っている。これらにはAvery Dennison、Vertex42.com、TemplateZone、Visa Businessなどと共同開発したテンプレートも含まれるそうだ。数独パズルをソリューションと共に作成・印刷できる「Sudoku」のようなユニークなものがあれば、グループで支出を管理できる「Group Shared Expenses」のようなオンラインツールの特徴を活かせるテンプレートも多数用意されている。

「ほとんどの人が生活の様々な場面でドキュメントを作成している」とTemplates EngineerのValerie Blechar氏は述べる。例えばテンプレートギャラリーを「Wedding」で検索すると、予算管理、支出チェック、イベント/ゲストリスト、アルバム、チェックリスト、統合ウエディングプランナーなど数多くのテンプレートがリストされる。ウエディング用ドキュメントは人生の中で何度も使う機会はないが、必要な時には非常に重要なドキュメントになる。このように、ユーザーの生活の様々な状況に対応するテンプレートを豊富に用意することで、文書/スプレッドシート/プレゼンテーション・ツールが十分に活用されるようになるというのが同氏の考えだ。

現在、テンプレートギャラリーにアクセスできるのは英語インターフェイスのみ。Googleドキュメントからは利用できないが、他の言語のサポートも順次進めていくという。