米Google傘下のDoubleClickは16日(現地時間)、代理店とパブリッシャーの間で電子提案書(RFP: Request For Proposal)を交換する新プラットフォームを発表した。これにより両者間でのRFP交換が自動化され、よりスムーズで素早い出稿ワークフローが構築できる。また同日、同社のDARTプラットフォームとSalesforce CRM間でのデータ交換を可能にするアダプタも発表されており、基幹システムとのシームレスな連携が可能になった。
オンライン広告市場が急成長するなか、DoubleClick買収を完了させたGoogleの広告プラットフォーム強化戦略の一環にあたる。新システムにより、パブリッシャー向けのツールであるDART Sales Manager(DSM)と、広告主向けのツールであるDART for Advertisers(DFA)間でRFPの交換が自動化され、よりシステムの使い勝手が向上している。Googleではこうした電子交換プラットフォームを標準化させ、最終的には業界他社のツールを含む業界全体でシステム連携できることが目標だという。