岡山県警は17日、「ユニホームを着て秋葉原のあの件を再現する」などと野球場での犯行を予告したとして、愛知県名古屋市の15歳男子高校生を偽計業務妨害の疑いで補導した。高校生は岡山県警の調べに対し、「嫌いなチームの評判を落としたかった」と話しているという。

岡山県警によると、男子高校生は14日午後5時34分、自宅のPCを使用して、インターネットの掲示板に「明日、倉敷で秋葉原のあの件を再現します。ユニホームを着てライトスタンドに乗り込むつもりです。」と書き込んだ。

高校生が犯行を行うとした15日は、岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで、プロ野球の阪神 - ヤクルト戦が行われた。高校生は、同県警に同スタジアムの警備体制を強化させるなど、警察の業務を妨害した疑い。

書き込みを巡っては、掲示板で書き込みを見た埼玉県の会社員が、電子メールで岡山県警に通報。同県警では17日朝から高校生の自宅を捜索、犯行に使用したパソコンを押収した。だが、凶器などは見つからなかった。

高校生は、「PCを使って自宅の部屋から興味本位で書き込んだ。嫌いなチームの評判を落としたかった」などと供述しているという。だが、どのチームのユニホームを着て、どのチームの評判を落としたかったかは明らかとなっていない。岡山県警では、さらに詳しく取り調べをするとしている。