ヤフーは16日、開発者向けサイト「Yahoo!デベロッパーネットワーク」を通じて、日本語文章に含まれる漢字に読みがなをつけるためのAPI「ルビ振りWebサービス」を公開した。利用には、Yahoo! JAPAN IDおよびアプリケーションIDの登録と、Yahoo!デベロッパーネットワークが提供するソフトウェア開発キット (SDK) が必要。
ルビ振りWebサービスは、漢字にルビを付けて表示する「Yahoo!きっず」の補助機能「よみがなツール」をAPI化したもの。形態素解析エンジン「WebMA」に用意された語彙数約50万語の辞書を使い、漢字かな交じり文の漢字部分の読みをひらがなやローマ字に変換する機能を提供する。
「よみがなツール」同様、利用者の学習レベルに応じたよみがなの表示も可能。1989年に文部科学省が告示した小学校学習指導要領の付録「学年別漢字配当表」を参考にパラメータを設定、1~6が小学1年~6年、7が中学生以上、8が一般向けという8段階で読み仮名の有無を変更できる。たとえばパラメータが1の場合、すべての漢字にふりがなが付けられ、5の場合は1~4年生が習う漢字にはふりがなが付かない。