英国ロンドンの地下鉄やバスで7月12日午前、非接触型カード「Oyster Card」システムに支障が発生し、カード読み取りが正常に機能しない状態が5時間ほど続いた。ロンドン都市圏交通事業体(TFL)は14日、この事実を認めて利用者に謝罪している。約6万枚のカードに影響があったという。
問題は12日の朝5時30分ごろ発生、コンピュータシステムの誤作動により、カードの読み取り機が正常に機能しなかったという。カードにチャージする機械もエラーが見られたようだ。この結果、Oyster Cardで利用できる運賃の割引が適用されず、正規料金を払った乗客が多数いるという。BBCによると5時間後の10時30分には復旧したようだが、TFLは約6万枚のカードに影響があったとしている。システムは現在、正常に戻っているという。
TFLでは、影響があったカードの所有者に対し、交換を呼びかけている。正規料金を払った顧客は、自動で払い戻しされるという。
今回の支障について、TFLは「技術的問題」と説明、現在調査中としている。