9日(リトアニア時間)、Sun MicrosystemsのDynamic Languages & Tools Architect, Ted Leung氏およびJython Project Lead, Frank Wierzbicki氏から、将来のリリースでNetBeans IDEにおいてPythonおよびJythonのサポートを追加すると発表がおこなわれた。リトアニアで開発されたEuroPython 2008において発表がおこなわれたようだ。NetBeans Communityにおいて伝えられている。

Ted Leung氏はPython開発者、Frank Wierzbicki氏はJythonの開発者だ。両氏は3月3日(米国時間)、それぞれのブログにおいてSun Microsystemsに雇用されたことを明らかにした。同社は両氏雇用から1年半ほど前、JRubyの開発者であるCharles Oliver Nutter氏とThomas Enebo氏も雇用している。スクリプト言語開発者をフルタイムで雇用することで開発を進める狙いがある。

NetBeans IDEにおけるPythonおよびJythonのサポート実質的に進めているのはNBPython Projectだ。NBPython ProjectはAllan Davis氏を中心にして作業が進められている。Sun MicrosystemsはSun Developer NetworkにおいてPython Developer Centerを開設するなどPythonの開発に力を注いでいる。

Sun MicrosystemsはNetBeans IDE 6.0でRubyやJRubyのサポートを実現、NetBeans IDE 6.1でJavaScriptのサポートやRuby/JRubyサポート強化、ほかのスクリプト言語のサポートを実現させるなど、スクリプト言語への対応を強めている。次期NetBeans IDEでPython/Jythonサポートが発表されたこともあり、スクリプト言語対応路線を今度も継続することが明らかになった。