日本放送協会(NHK)とオランダJoostは9日(英国・日本時間)、JoostのインターネットTVサービス「Joost」上でNHKが番組を配信することで提携したことを発表した。番組は当初、ニュースやエンターテインメントを中心とし、言語は英語となる。ユーザーは無料で閲覧できる。
JoostはP2P技術を利用したインターネットTVサービス。Skype(米eBay傘下)の創業者が手がけた同名ベンチャー企業により運営されている。コンテンツパートナーとして、米Warner、米Viacomらと提携、現在480以上のチャンネルを持ち、番組数は2万8000以上という。
NHKはJoostと契約し、自社番組をJoost上で閲覧可能にする。洞爺湖で主要国首脳会議(G8サミット)が開催された今週は、NHKのニュース番組「Newsline」をJoost上でグローバルに配信。さらに今後は、アニメやゲームなどの週刊エンターテイメント番組「imagine-nation」なども提供するという。
Joostは現在ベータ1.1で、Windows XP/VistaとMac OS Xをサポートしている。