IntelとSTMicroelectronicsのフラッシュメモリ事業部が統合して誕生したNumonyxは10日(現地時間)、エルピーダメモリの300mmウェハ対応ファブ「E300」で、NumonyxのNOR型フラッシュメモリを生産する、ファウンドリ契約の基本合意書に調印したことを発表した。
同契約により、Numonyxは大容量NOR型フラッシュメモリの生産量を高め、注力する組込み分野などにおける需要に対応することが可能となる。
またエルピーダでは、世代の異なる生産技術を活用し、ファウンドリと自社DRAM製造の両方を手がけることで、生産ラインを長期的に効率的に稼働させることができるようになるとしている。
両社は、今後、E300において技術移管と開発プロジェクトを開始し、2009年半ばの生産開始を目指すという。最初に用いられるのは65nmプロセスを予定しており、将来的には45nmプロセスでの生産も予定しているという。なお、E300の現在の生産能力は月産12万枚だが、Numonyx分の生産枚数は2009年中で月産1万枚程度を予定しているという。
なお、両社は同合意に基づき、最終的な交渉を行い、今期中に正式な契約書を交わす計画としている。