米McAfeeの研究機関「Avert Labs」のBlogエントリによると、マルウェアの新種・亜種の月間発生件数が、ここ数カ月間は減少傾向に転じるなど、やや落ち着きを見せ始めているという。
同社研究員のToralv Dirro氏が、AV-Test.orgの発表データに基づき、「The End of Exponential Malware Growth?」と題して報告。
これによると、2006年初旬に月間約5万種の新しいマルウェアが発見され、それ以降は月ごとに急増。2007年11月には、初めて月間60万件を突破する新種・亜種が発見された。
だが、昨年12月以降の発見件数は60万件を下回る月が続き、現在は約60万件前後に落ち着いているという。
あくまで新種と亜種の発生件数に関するデータであり、実際の被害状況を示した数値とは異なる。だが、ウイルスの増加傾向は、予測ほどではなくなりつつあるようだ。