「第15回東京国際ブックフェア」が、東京ビックサイトで10日から13日まで開催される。一般公開日は12日と13日。世界30カ国、770社の出版関連企業が出展を予定しているという。

2007年に実施された「第14回東京国際ブックフェア」の会場風景

会場では、出版関連企業の関係者による書籍の仕入れや版権取引などの商談が行われる。一般公開日にはさまざまな書籍が割引価格で販売され、10日には脳科学者の茂木健一郎氏の基調講演、12日には作家の五木寛之氏の講演(事前登録制で受講は無料)が予定されるなど、一般来場者も楽しめるイベントが用意されている。

また、同時開催の形で「デジタルパブリッシングフェア2008」が開かれる。同フェアは、出版社を始めとするコンテンツホルダーに対し、最新の印刷、出版技術やサービスをアピールし商談を行うための専門展。デジタルコンテンツの制作アプリケーション、フォントなどの展示やデモが行われる。そのほかに著作権保護システム、課金システムなどのコンテンツの運用技術、オンデマンド出版サービスなどの配信技術など、これからのデジタルコンテンツには欠かせない技術・サービスが一堂に集まる。

会場ではこの2つの展示会のほか「自然科学書フェア」、「人文・社会科学書フェア」、「児童書フェア」などトータルで7つの展示会を開催する。開催時間は10時から18時まで。招待券がない場合は入場料1,200円が必要。招待券は公式サイトで入手できる。