学校裏サイトやネットいじめなどの問題の解決に取り組む全国webカウンセリング協議会は8日、10代の女子児童・生徒に人気のポータルサイト「ふみコミュ! 」と提携し、子どもたちへのメンタルサポートを目的としたWebカウンセリングを開始したと発表した。
ネットいじめや学校裏サイトが増加し社会問題化する一方、相談できる専門機関は少ない。そのため、訴訟や事件になるケースも相次いでいる。
全国webカウンセリング協議会では、こうした問題を解決し、子どもたちが抱える不安や悩みを打ち明けられる環境を構築するため、「子どもたちが普段利用する機会の多いWeb上にカウンセリングルームを設置することとした」(同協議会)という。
カウンセリングルームの設置にあたっては、「学校や家族などの様々な悩みを持った子どもたちのメンタルケアに力を入れたい」という想いで一致した、10代女子に人気のポータルサイト「ふみコミュ! 」と提携。
日本青少年キャリア教育協会が運営する中高生向けの情報サイト「みらクリッ! 」内に、子どもたちへの本格的なメンタルサポートを目的としたカウンセリングルームを開設した。
カウンセリングルームでは、掲示板を取り入れ、不安や悩みの相談をしやすい環境を構築。また、全国webカウンセリング協議会が認定した心理療法カウンセラーによる悩み相談を受け付け、「専門性の高い支援体制を準備している」(同)という。