Googleは3日(米国時間)、Googleの検索トップページを変更し、プライバシポリシーに関するドキュメントへのリンクを追加したと発表した。リンクは検索トップページ以外にも検索結果のページにも実施されている。発表当時、プライバシポリシーへのリンクは検索トップページ下の「@2008 Google」が「@2008 - Privacy」に変更され、Privacyに対してリンクを張るという形式がとられていた。執筆現在ではコピーライトのデザインはもとにもどり、かわりに"Privacy Policy"の文字列とリンクが追加されている。

変更直後 - Privacyに文字列が変更されプライバシポリシーへのリンクが張られた

執筆現在、コピーライトのデザインはもとにもどりかわりにPrivacy Policyリンクが追加された

日本語版のページに対しても同様の変更が実施された

同様のプライバシポリシーリンクはiGoogleの下部にも追加されている。3日に変更されたデザインは7日には今のデザインへ変更されたようだ。デザインの変更について今のところ詳細な発表はおこなわれていない。

もともとGoogleはトップページにプライバシー情報へのリンクがないと抗議を受けてきた。個人情報保護の観点からトップページから簡単にプライバシーポリシーの確認ができるようにすべきと指摘されてきたわけだが、デザインが崩れることを理由にして求められる変更は実施されてこなかった。今回デザインが変更された背景には、こうした要求に対応する狙いがあるとみられる。

プライバシーポリシーにはサービスを改善する目的で情報を利用することがあるといった記述があるほか、クッキーに言及する記述もみられる。日本語ページからたどれる説明には日本語でプライバシーポリシーの説明が用意されているため、Googleのサービスを活用している場合には一度目を通しておいた方がいいだろう。

これまでGoogleがプライバシポリシを提供していなかったわけではない。Googleはこれまでもプライバシーポリシーを提供していたが、そのリンクがトップページに用意されておらず、即時アクセスできるようになっていなかった点が問題として指摘されていた。