迫り来る納期に対して連徹を敢行しなければならないというのは、Webデベロッパであれば1度や2度ならず経験のあることだろう。徹夜が必要ないように進捗管理できればそれにこしたことはないわけだが、現実は無情だ。起き続けて作業しなければならないことなんていうのは、この分野ではまま起こってしまう。

そんな状況は世界中どこでもそう変わらない。どうしても夜行生物のように夜に行動しがちになる。最大の敵は睡魔なわけだが、どうやってこいつと戦っていけばいいのだろうか。SitePointにおいてJames Edwards氏がTop 5 Tips for Staying Awakeのもと起き続けるための5つのテクニックを紹介している。要約すると次のとおり。

  1. コーヒーをたくさん飲む - 数時間効果があり精神と身体の双方ともに影響がある。インスタントコーヒーでもいいがちゃんとフィルタで淹れた方がお薦め
  2. コーヒーをたくさん飲む - もう一度主張してもいいくらい重要。とにかくコーヒーを飲む。ただし飲み過ぎは睡眠障害や翌日の倦怠感、依存症などの副作用を引き起こす
  3. 適切に食事をとる - よい食事と適切な水分の摂取(水やフルーツジュース、コーヒー)がすぐれた活動を生む。チョコレートやドーナッツ、チップなどを食べたい欲求にかられることはわかるが、砂糖によって引き起こされる幸福感は長続きしないし、じわじわと胸焼けすら引き起こす。正しく食事をとることが大切
  4. 仮眠はしない - 多くの人はすばやくリフレッシュする方法として仮眠を推奨するが、同氏の経験からは逆の効果すらある。仮眠するなら寝た方がいい。もう目を開けていられないと感じてきたら、席を立ってそのあたりを歩き回ったり、ちょっとした散歩にでたり、煙草を嗜んだりもういっぱいコーヒーを飲んだりした方がいい
  5. 新鮮な空気を吸う - 暖かく湿ったまたは風通しの悪い空気は眠気を誘う。気をつけて定期的に換気し新鮮な空気を取り込むこと。暖かい空気よりも冷たい空気の方が起き続けるには効果的

実質的にこれでは4つの方法しか提案されていない。同氏はさらに次の方法を提案している。

  • 気晴らしをする - 気晴らしは何としてでも避けるべきと言われるものの、好ましからざる気晴らしでなければ20分程度の気晴らしには効果がある。Facebookを見にいったりNeigboursを見にいったり、とにかく気持ちをほぐして次の数時間作業に向かえるようにする。ただしやり過ぎは禁物

コーヒーを飲む、適切な食事をとる、間食をしない、仮眠をとらずに散歩でもする、新鮮な空気をとる、気晴らしで気を紛らわす、というわけだ。

起き続けるテクニックはWebデベロッパの多くが独自の方法を考案して実践しているだろう。Top 5 Tips for Staying Awakeに寄せられたコメントにはNASAの発表によれば26分の仮眠は効果があるとか、やはり仮眠には効果がないと感じるとか、コーヒーの摂りすぎは体に悪いとか、適切な食事としては低インシュリン系がいいとか興味深い意見が寄せられている。