ニフティは、診療報酬明細書(レセプト)のオンライン請求をインターネット上で行える、医療機関向け「@niftyオンラインレセプト接続サービス」の申し込み受け付けを3日より開始した。同サービスにより、書面やフロッピーディスクが使用されていたレセプト請求業務を、従来にくらべて簡単・安全に行えるとしている。

専用のUSBキーとPINコードで認証を行う

レセプトは、医療機関が企業の健康保険組合などへ健康保険などの報酬を請求するために提出するもの。同サービスでは、厚生労働省のガイドラインに準拠したオンライン請求システム「FENICSメディカル・グループネットサービス」(富士通)を利用し、回線はUSBキーを使ったVPN接続でデータセンターでの認証や審査支払機関のみと特定接続。高度なセキュリティを持つレセプト請求専用のネットワーク環境を提供するとともに、安価なネットワーク構築を実現する。また、初期設定の出張サポートもサービスに含まれている。

サービスの利用には、レセプト電算処理システムが導入済みであることと、ブロードバンド回線が必要(同時申し込みも可)。対応OSはWindows XPだが、8月以降はVistaにも対応予定としている。利用料金は初期費用 31,500円、月額費用 1,890円となっている。