マイクロアドは、国内における行動ターゲティング広告市場に関する調査を実施、2008年から2011年までの広告市場規模の試算を発表した。それによると、2008年の国内の行動ターゲティング広告市場は95億円になると見込まれる。また、今後は2009年に134億円、2010年に203億円、2011年には300億円規模に成長すると予測している。

国内の行動ターゲティング広告費

行動ターゲティング広告は、Web閲覧履歴や検索履歴などユーザーのWeb上での行動を分析してセグメント化、興味・関心を持つと類推される広告を訪問先のサイトで表示するというもの。2006年から大手ポータルサイトやショッピングサイト、アドネットワークなどで本格的に導入されている。高い効果を上げる事例も報告されており、同社では広告主の期待が高まっていることからも今後の市場の伸びが予測されるとしている。

電通総研の試算によると固定ネット広告費推移予測は、2009年が3,472億円、2010年が3,744億円、2011年が4,009億円。金額的には行動ターゲティング広告の占める割合はまだ少ないが、伸び率でいえば大きな成長市場と考えられる。