ネオジャパンは2日、同社が提供するSaaSプラットフォーム「Applitus」に6種類のサービスを新たに追加することを発表した。SNS(Social Networking Service)や、経理ワークフローシステム、稟議/日報システムなどを加え、内部統制から業務支援に至るまでユーザー企業の活動を幅広くサポートする。

Applitusは、同社が提供するグループウェア「desknet's」をはじめ、さまざまなアプリケーションをSaaS形態で提供するためのプラットフォーム。同社が開発したアプリケーション群「desknet'sシリーズ」と、他社提供のアプリケーション群「コラボレーションアプリケーションシリーズ」からなり、これまで、ファイル転送やスパムブロック、CRM、ブログ、勤怠管理など、11種類のアプリケーションを展開してきた。

今回は、それらに加え、経理ワークフローシステム「desknet's LiRaku」、稟議/日報システム「desknet's MMM」、社内SNS「desknet's SNS」、Webメールシステム「Denbun」、共有型ホスティングサービス「ApplitusServer Value」、専有型ホスティングサービス「ApplitusServer Empower」の6つのアプリケーション/サービスを提供開始。desknet'sシリーズに関しては1ユーザーあたり月額525円~3150円で利用することができる。

今回発表された新アプリケーション/サービスのうち、ネオジャパン 取締役 オンデマンド・アプリケーション・サービス・プロジェクト統括の狩野英樹氏が特に強調したのが、desknet's LiRakuとdesknet's MMMである。

desknet's LiRakuは、「売上請求書の発行」「取引業者への支払い」「立替経費清算」の承認プロセスを電子化するアプリケーションだ。CVSデータを出力できるため、主要な会計ソフトで取り込むことが可能という特徴がある。

一方、desknet's MMMは、個人の活動を"見える化"するためのアプリケーション。日報の作成/承認や休暇申請、経費清算が行えるほか、受発注、仮払い、契約に関する稟議にも対応する。同アプリケーションの意義について狩野氏は、「日報は個人の活動を明確にデータ化する手段。加えて、勤怠や経費清算、ワークフローをおさえることで、見えずらい人的工数を管理することができる」と述べ、細かいプロジェクト管理を必要とする企業に最適であることを強調した。

いずれのサービスも本日より提供が開始される。なお、2008年12月末まで、一部のアプリケーション/サービスが特別価格で提供される「Applitusエンハンスメントキャンペーン」が実施されている。