ヤフー・バリュー・インサイト(以下、ヤフーVI)は1日、同社の提供するマーケティングリサーチサービスを『Yahoo!リサーチ』ブランドとしてYahoo! JAPAN(以下、ヤフー)と共同で運営していくことを発表した。ヤフーの持つ技術やノウハウをプラットフォームに、ヤフーVIの調査手法や企画・設計・分析力を組み合わせてサービスを強化する。
ヤフーVIは、リサーチサービスを行うインフォプラントとインタースコープが合併して昨年7月に発足。国内最大規模の調査パネルを基盤にサービスを提供してきた。今回のブランド統合では、ヤフーの行動ターゲティングの技術などを活用して、広告接触・検索行動などネット上の消費者行動を分析・解明する高付加価 値調査サービスの開発を進める考え。
近年、消費行動においてネット広告・コンテンツが関わる比重が大きくなり、企業側からはユーザーの行動・深層心理を解明するソリューションを求める要望が高まっていることなどがその背景にある。
さらに今後は、モバイル、テレビといった将来の発展が見込める各種ネットデバイスに対応したマーケティングリサーチサービスについても、ヤフーと連携して開発を進めるとしている。