GMGカラーテクノロジーズは、カラー8色を利用した次世代大容量コード「Color C Code」の開発に成功したと発表した。
同社が実用化した「Color C Code」は、テキスト、画像、音楽、動画などのデジタルデータをカラーに変換しコード化したもの。読み取りは、コードを画像として読み取れる機器やスキャナ、WEBカメラ、デジカメ、Windows Mobileを搭載した携帯電話などで行えるという。容量はコードやセルサイズにより異なるが、現段階では1つのコードで約20キロバイト、最大8個までコードの複数読み取りが可能と、QRコードよりも記録できる情報量が圧倒的に多い。同社では、今後もコードの容量や読み取り精度を上げていくとしている。
同社によると、「Color C Code」は印刷物からコードを読み取るだけでデータを直接入手できるため通信手段のない場所でも利用でき、通信コストの削減も期待できるという。また、多くのデータを紙やシールなどに印刷してデータ管理ができるので、管理コストも削減できるほか、偽造防止、セキュリティ、物品管理システムなど幅広い業種・業態で利用できるとのこと。同社では今後、音声付はがきやチケット、携帯アプリ、音楽サンプルなどの商品化を目指したいとしている。