日本HPは27日、AMD製CPU搭載のタワー型エントリーサーバ新モデル「HP ProLiant ML115 Generation 5」(以下、ML115 G5)、およびインテル製CPU搭載のタワー型エントリーサーバ新モデル「HP ProLiant ML150 Generation 5」(以下、ML150 G5)を発表した。価格はML115 G5が4万8,300円から、ML150 G5が9万8,700円からで、出荷開始はいずれも7月4日から開始される。
ML115 G5はAMD製CPU搭載の企業および個人向けタワー型エントリーサーバであり、ProLiantシリーズの最エントリー機種にあたる。低価格を維持しつつ、主にWindows Server 2003/2008の導入時に必要なデバイスドライバやセットアップツールなどを収録して作業を簡便化する「Easy Set-up CD」の添付、最新のマルチコアCPUへの対応、ビデオメモリの増量など、ニーズの多い性能強化を図った。
CPUはシングルコアAMD Athlon 1640B 2.7GHz/デュアルコアAMD Athlon 4450B 2.3GHz/デュアルコア AMD Opteron 1214 2.2GHzのいずれか1つを選択可能。オンボードビデオメモリは32MB、PCI Expressスロットを3本搭載する。
ML150 G5は2個のCPUを搭載可能な、ミッドレンジ並みの性能で付加価値機能を絞り込み低価格を実現したタワー型エントリーサーバ。インテルのクアッドコアXeonに対応し、メモリ容量およびディスク容量を拡大した。CPUはデュアルコアXeon E5205 1.86GHzまたはクアッドコアXeon E5430 2.66GHzを最大2個搭載可能であり、メモリは標準で1GB搭載し、最大16GBまで搭載可能。HDDは最大8台、16TBまで搭載できる。オンボードビデオメモリの容量は32MBだ。