NECは18日、同社が販売する内部統制構築支援ソフトウェア「iGrafx FlowCharter SOX+シリーズ」の関連サービスを強化し、既存の表計算ソフトによる文書化から同支援ソフトへの移行を支援するサービスを製品化、販売を開始したことを発表した。

iGrafx FlowCharter SOX+は、内部統制における業務プロセスの文書化作業を支援するソフト。フローチャートから業務記述書、リスクコントロールマトリクスを自動生成し、業務プロセスの可視化を実現する。すでに約400社に約5,200ライセンスを販売した実績を持つ。

「iGrafx FlowCharter SOX+」は、フローチャートから業務記述書、リスクコントロールマトリクスの自動生成が可能

具体的なサービスの内容は「移行予備調査&体験サービス」ならびに「移行支援サービス」の2つ。移行予備調査&体験サービスは、顧客が作成した内部統制の業務プロセスに関する文書をサンプルとして事前にNECに提供、同社にてiGrafx FlowCharter SOX+への移行のための手順や方法を予備調査するというもの。

また、その後、2日間にわたり顧客を訪問し、同ソフトの操作や移行手順、既存の表計算ソフトを使った文書化に対する優位性を実際に顧客に体験してもらう。同サービスの提供後は、顧客が自分で移行作業を行う必要がある。提供価格は50万円で発売1年間で150社への販売を目指す。

移行支援サービスは、NECが顧客の内部統制における業務プロセスの文書をiGrafx FlowCharter SOX+へ移行するサービス。価格は、移行する文書数や記載内容に応じて別途見積もりとしている。