ヤフーは16日、Yahoo! JAPANで提供する「Yahoo! ウィジェット」において、新規オフィシャルウィジェット「Yahoo!ノートパッド(日本語入力ソフト付き)powered by VJE」をリリースした。同社が先日公開した日本語入力プログラム「VJE」のWeb API「かな漢字変換API」を活用したものだ。

ニッチな用途だが「かな漢字変換APIの活用事例としての意味もある」(同社)とのこと

同ウィジエットは、メモを付箋のようにデスクトップに貼り付けておく「Yahoo! ノートパッド」に日本語入力機能を搭載したもの。

入力されたキー情報をサーバに送信し、サーバ側でかな漢字変換を実行。その変換結果を入力エリアに返す仕組みになっている。かな漢字変換をOSに依存しないため、表示に時間はかかるものの、日本語入力機能が設定されていないパソコンからでも日本語の文章を作成することができる。

同社では利用シーンとして、海外出張・旅行時に現地のパソコンで日本語の文章を作成する場合などを想定している。メモとしてだけでなく、作成した文章をコピー&ペーストしてメールを送信するなどの用途にも利用可能だ。

また、通常版の「Yahoo! ノートパッド」と互換性があるため、Web上に保存したメモは同ウィジェットからも共通で使うことができるようになっている。