ISP事業などを展開するインフォマニアは16日、米クラウドマークのスパム検知エンジン「Cloudmark Authority」を搭載したメールセキュリティサービス『ANSWRE(アンサー)』の提供を、一般個人/企業向けに開始した。
同サービスはユーザーのメーラーからのPOP接続要求を中継、代理接続することで、スパムやウィルス/フィッシングメールを駆除するというもの。利用しているメールサーバに依存することなく、ユーザーの判断で1アカウントからの導入が可能だ。
今回同サービスに採用されたクラウドマーク社の検知エンジンは、独自のフィンガープリント技術で高い検知精度と高速動作を実現。さらに、「世界6億人以上のユーザーからのフィードバックを反映することで精度を高めている」(インフォマニア)という。
現在、米国のISP大手11社が採用。日本国内でもNECビッグローブやNTTコミュニケーションズが提供するOCNなどで採用され、「高い評価を得ている」(同)。同エンジンを利用したコンシューマ向けサービスは、これまでほとんど無かった。
ユーザー側では、専用のアプリケーションやプラグインなどの導入は必要なく、メールアカウントの受信設定を変更するだけで利用できる。ライセンス料は1アカウント年額3,000円。なお、1カ月の試用期間中は無料で利用可能となっている。