Business Objects(独SAP傘下)は11日(米国時間)、自社BIプラットフォーム向けの最新モジュール「BusinessObjects Predictive Workbench」を発表、一般提供を開始した。顧客の行動などを予測分析できるもので、BIの幅を拡大する製品として位置づけられている。
Predictive Workbenchは、米SPSSの予測分析技術をベースとしたもの。Business Objectsは昨年12月にSPSSと予測分析技術に関してOEM契約を締結しており、同技術を自社BIプラットフォーム「BusinessObjects XI 3.0」上に組み込むための新モジュールとしてリリースされた。
Predictive Workbenchでは、データマイニング技術を利用して、顧客の行動や事業に重要な傾向を予見的に分析する。これにより、事業計画を最適化したり、潜在的リスクを回避したりすることができ、事業パフォーマンスの改善につなげられるという。