NTTデータは11日、環境に配慮したデータセンタサービス「グリーンデータセンタ」に、新サービス「共通IT基盤サービス」をラインナップに加えることを発表した。10月からの提供開始を予定している。

共通IT基盤サービスでは、プラットフォームにかかるファシリティ、IT機器、OS、ミドルウェアなどの設備およびそれにかかる運用をすべてパッケージ化し、利用者にサービスとして提供する。

これにより利用者はプラットフォームの詳細を意識する必要がなく、それにかかる設備や技術者、運用者などの要員は不要となり、情報システムにかかる初期投資、運用コストの低減を図ることが可能となる。 価格は従来比で最大2~3割の低減を目指すとしており、課金は利用するリソース量に応じて行われる。

また、同サービスの提供にあたっては、仮想化や統合化技術、運用自動化技術の導入のほか、オープンソースの活用などを積極的に行っていくという。

さらに、セキュリティや災害対策を中心に付加価値ソリューションを拡充することで、各システム個別の品質要望に対応していくとしている。

なお、同社では同サービスの提供により、従来の同社iDCサービスと比べて、CO2換算で年間約2,000トンを削減するほか、2011年度までに40億円の売り上げを目指すとしている。