280 Northは5日(米国時間)、オンラインプレゼンテーションアプリ280 Slidesのベータ版を公開した。280 SlidesはMac OS Xで使われているプレゼンテーションアプリKeynoteに近いプレゼンテーションアプリ。今後の開発が期待されるプロダクトだ。
280 Slidesが興味深いのはその基盤技術にある。280 SlidesはJavaScriptそのものではなく、JavaScriptにObjective Cと同じようなオブジェクト指向機能を追加したObjective-Jを採用している。Objective-Jは実行時にJavaScriptに変換されWebブラウザで実行される。
Mac OS Xではアプリケーション開発にObjective Cを採用している。Objective-Jは同じスタンスで開発されたもので、すでにCocoaフレームワークを移植したライブラリも用意されているという。将来的にはObjective-Jで開発されたWebアプリからMax OS Xネイティブなデスクトップアプリも生成したいようだ。そういった点できわめて興味深いプロダクトといえる。この取り組みが成功を納めた場合、Objective-Jを使ったRIA開発が主流のひとつになる可能性がある。