Googleは1日(米国時間)、Webmaster Central Blogにおいてよく質問されるWebサービステクニックについて説明している。特に質問はGooglebotに関するものが多いようだ。発表された内容は当然といえば当然だが、Googleから明確に説明されたという点で興味深い。Webサービスを提供しているデベロッパは実際にGoogleで活用されているテクニックとして検討対象に加えておくといいだろう。

  • Geolocation - ユーザにとって必要なコンテンツかそうでないかを判定するためにロケーションをベースに判定をおこなう。ユーザのロケーションはクッキーに保存された情報、ログイン時の設定、IPアドレスなどから判定できる。たとえばスポーツのサイトを運用しているなら、ユーザのロケーションから地元のチームの情報を優先するなど。
  • IP Delivery - IPアドレスはユーザのロケーション情報を特定することもあるため、これをコンテンツがターゲットのものかそうでないかの判定に活用する。Geolocationとよくにたテクニック。
  • First click free - Google News First click free policyに対応することで有償/サブスクリプションベースのコンテンツであってもガイドラインに違反することなくGoogle検索インデックスに含められるようになる。サブスクリプションを保持しつつGoogleの検索機能を活用するために有益な方法。

これまでSEOにはよいイメージを持たないコンテンツホルダやエンジニアも多かったが、最近では検索機能を有益に活用する手段としてSEOの認識が変わりつつある。