Sun MicrosystemsはSun xVM VirtualBoxのダウンロード総数が18カ月で500万ダウンロードを突破したことを発表した。Sunは2月12日(米国時間)にVirtualBox開発元の独Innotekを買収し、xVMシリーズの強化を実施している。

Innotek買収後、さっそくxVM VirtualBox 1.6が公開された。1.6のダウンロードはすでに日に1万のダウンロードペースを実現している。2,000をこえる拡張が実施されているほか、ホストOSとしてMac OS X、Solaris、OpenSolarisがサポートされている。高性能仮想化デバイスの追加、スケーラビリティの改善、遠隔管理のためのWebサービスの追加が実施されている。

xVMシリーズはデスクトップからデータセンターまで包括的な仮想化環境を提供するためのプロダクト。同社はxVMを活用した仮想化技術をさらに推進する計画。xVMはGPLのもとで公開されており、広く活用できる点も特徴のひとつ。OS XやOpenSolaris、Linuxでの仮想化技術を模索している場合にはxVM VirtualBoxも検討対象に加えるといいだろう。