Mozilla Developer CenterにおいてMozilla-CentralがCVSからMercurialへ移行していることを発表した。現在の計画ではFirefox、XULRunner、Gecko/Toolkitコードまたはそれに関係するコードがMercurialリポジトリへマージされることになるという。
MercurialはPythonで開発されたバージョン管理システム。CVSとよく似た操作性を提供しつつも、高速に動作しディスク消費が少ない。さらに名前の変更などCVSではうまく機能しないいくつかの機能を提供している。3月24日(米国時間)にはMercurial 1.0が公開されている。
FLOSSプロジェクトではこれまでバージョン管理システムにCVSが採用されることが多かったが、最近ではSubversionをはじめGit、Mercurialなどに移行する作業が進められている。Mozilla-CentralではMercurialが移行先として選ばれたことになる。CVSからの移行を検討している場合にはこうした事例を参考にするといいだろう。