Javaで開発されたWebアプリケーションフレークワークApache Strutsの今後のロードマップ提案が公開された。Strutsはエンタープライズの分野で多くの実績を持つ拡張可能なフレームワーク。1系から換算するとJava Webアプリケーションフレームワークとしてはかなり長い間使われている。現在リリースされている安定版はApache Struts 2.0.11.1 GAだ。公開されたロードマップでは2.1から2.5までの内容が提案されている。
Struts 2.1
- 新しいプラグイン(REST、Dojo、DWR、Portlet、JUnit、TestNG)の導入
- 内部APIのクリーンナップ
Struts 2.2
- 新しいコンベンションプラグインを使ったゼロ設定ファイルストラテジの推進(必要があればコンベンションプラグインを使うようにRESTプラグインを変更など)
- OSGiプラグインの導入
- APIの公開
Struts 2.5
- Guice 1.0の導入
- ローカライゼーションの再構築
- JSR 303サポートの実現
- Grailsのような組み込みコマンドラインツールの導入
2.2のあとが2.3とされているのは、Guice 1.0の導入やローカライゼーションの再構築など重要な変更が実施されるためだとされている。これらはあくまでも提案内容でThe Struts 2 Projectから認証されたものではないが、開発者やユーザは今後の方向性を把握しておくために知っておくとよさそうだ。