トレンドマイクロは4日、複数のトレンドマイクロ製品の運用状況やアップデートを集中管理する仮想化環境対応のソフトウェア「Trend Micro Control Manager 5.0 アドバンス」を発表した。参考価格は1,000ユーザ-で64万円、20日より出荷開始する。
新製品はSNMPバージョン2.0をサポートし、NEC「WebSAM System Navigator Ver3.1」、日立「統合システム運用管理 JP1 Version 8」、富士通「Systemwalker Centric Manager V13」といった運用管理ツール上での管理が可能。他の運用管理ツールとの連携は順次拡大していく予定だ。
今回のバージョンでは、ウイルスバスター コーポレートエディションやInterScan Messaging Security Suiteなど、42種類のトレンドマイクロ製品の運用状況をリアルタイムに把握できる。また、VMware ESX Server 3.xによる仮想化環境や64ビット版Windows Server 2003にも対応する。
クライアント/サーバのウイルス・スパイウェア感染などの状況を集中的に把握でき、Webベースのコンソールを用いた柔軟なレポート機能や管理者権限のカスタマイズなどに加え、パターンファイルや検索エンジンのグループごとへの配信が可能。管理において使用するエージェントはトレンドマイクロ各製品が搭載するものを利用するため、追加インストールが不要。
各クライアントレベルでの情報を管理可能であり、複数サーバでウイルスバスター コーポレートエディションを使用している場合も直接クライアントの情報を参照できる。また、クライアントの情報としてIPアドレスやMACアドレスなどの詳細情報を取得可能だ。
管理画面上で使用中のトレンドマイクロ製品の契約期限を一覧表示でき、製品の契約期限を管理するアクティベーションコードの追加や入れ替えなどの操作が可能。レポートは対話形式でカスタマイズ可能であり、必要項目の選択やグラフの入れ替えもできる。