2008年4月、SitePointにおいてAdobe Creative Suite 3 Web Premiumを賞品とし、優れたAdobe FlexおよびAdobe AIRの記事を競い合うコンペティションを開催した。賞品には1,599米ドルの価値があるとされており、プロダクトには最新版のPhotoshop、Illustrator、Fireworks、Flash、Dreamweaver、そのほか各種ツールが含められているとされている。

コンペティションに送る記事はAdobe FlexやAIRに関するもので、チュートリアル形式のものが好ましいとされていた。記事はほかのサイトなどで公表されておらず完全オリジナルのものである必要があるとされている。賞品はAdobe Systemsから寄贈されたものとされているから、Adobe Systemsとしてはプロダクトの販促強化に、SitePointは優れた記事を獲得しサイトの価値を高める効果が、優勝者は最新のAdobe CS3 Web Premiumを獲得でき、ユーザは優れた記事が読めるようになるという、4者両得の仕組みになっていることろが興味深い。

5月26日(米国時間)、コンペティションの優勝者を発表した。選ばれた記事は次のとおり(敬称略)。

  • Adobe Flex: "Build 3D Configurators With Papervision and Flex" by Jack Herrington
  • Adobe AIR: "Adobe AIR: HTML-based desktop applications made easy" by Akash Mehta

次点としてFlexは"Creating a Reusable Custom Component in Flex" by Jamie McDaniel、AIRは"Using Adobe AIR To Manage Your CMS" by Jason Fossが紹介されている。

選考の内容としては(1)英語の表現力が優れているかどうか、(2)サンプルコードがそのまま実行できるように考慮されたものか、(3)読者にとって価値のある読み物であるかどうか、(4)読者の興味を惹く内容であるかどうか、などが検討されたとされている。同記事はSitePointにおいて公開される見通しだ。同アプリケーションを使っているユーザは記事の掲載を見逃さないようにされたい。