富士通は2日、システム開発プロジェクトにおける品質向上支援を主業務とする新会社「富士通アドバンストクオリティ」を設立したと発表した。
富士通では、以前から一部のプロジェクトに対して専任チームによる品質検証を実施しているが、今後はその対象プロジェクト数を拡大する方針。それに伴い、第三者の見地から統一的な品質検証を行う目的で同社設立に至ったという。
品質検証は、システム構造設計からプログラムテストまでの工程が対象。当該プロジェクトで決められた作業手順を関係者全員が遵守しているかどうかを確認するほか、改善提案も行っていく。併せて、プロジェクトのメンバーに対してドキュメントの作成手順や品質管理手法を指導するなど、品質に関する教育やコンサルタント業務も行う。
業務開始は7月1日の予定。現 富士通 プロフェッショナルサポートビジネスグループ 生産革新本部 SBGプロフェッショナルサポートセンター長の油井克実氏が代表取締役社長を務め、5,000万円の資本金を全額富士通が拠出する。