米Googleがカリフォルニア州サンフランシスコで開催中のGoogle I/Oで「Google Earth」のAPIとWebブラウザ用プラグインを発表した。Webページに3Dマップ・アプリケーションを容易に導入できるようになり、これまでクライアント・ソフトを通じて提供されてきたGoogle Earthの世界がWebブラウザにも広がっていく。
Google Earth APIでは JavaScript APIを通じて、カメラ操作やライン/ マーカー/ ポリゴンの作成など、KMLによる3D環境のコントロールが可能。ほかにもWebから3Dモデルをインポートしてオーバーレイしたり、オリジナルの3Dモデルを追加するなど、3D環境を取り入れたWebページを構築できる。すでにGoogle Maps APIを利用している場合は、Maps APIのイニシャリゼーションに「GSATELLITE3D_MAP」を追加するだけで3Dマップに対応させられる。またSkyモードに切り替えれば、地球以外の惑星、星々や星雲をWebコンテンツに取り込んだ3D Google Skyマッシュアップが可能だ。
Google EarthプラグインはGoogle Earth APIのサイトから入手できる。サポートするWebブラウザは、Windows版のFirefox 2.x、Internet Explorer 6、Internet Explorer 7など。