OKIデータは28日、欧州地域におけるカーボンオフセットの取り組みとして、英国北西部カンブリア州に「OKIウッドランド」を創設し、4,500本の植林を行なったことを発表した。OKIウッドランドは、4エーカー(約1万6,200平方メートル)もの広さになるという。
同社は世界120カ国で事業を展開しているが、欧州地域は売上の半分を占める最大活動地域だという。また、英国には消耗品の最大生産拠点であるOki(UK)Ltd.があるため、地元地域への環境・社会貢献活動の必要性から、今回の植林が計画されたとしている。
同社が欧州地域に持つ全23の活動拠点で、1年間に使用する電気・ガスなどのエネルギー消費量はCO2に換算すると合計で4,050トンになるという。そこでこのCO2排出量の相当分として、従来より同地域に生育し、さらにCO2吸収効率の高い「かし」「ぶな」「かば」など4,500本を植林した。同社は、この活動を通じてカーボンオフセット効果の長期持続を狙いたいとしている。
また、近年欧州を中心に注目されているCO2排出権取引に頼ることのないカーボンニュートラル企業を目指し、今後も地域社会へ貢献する活動を続けていきたいという。