30~40代を中心に趣味の合う少人数が集まる居心地の良い空間。ソネットエンタテインメントが運営するSNS無料作成サービス「So-net SNS」(β版)におけるオーナーアンケート調査から、多くのSNSがそうした"大人の隠れ家"的な場所という見方で運営されていることが明らかになった。

この結果はSo-net SNSでアクティブに稼動するSNSのオーナー513名から得た回答によるもの。運営しているSNSのテーマについては、「趣味・サークル」が46%と最も多くを占め、次いで「同窓会」が20%となった。開設した理由としては「趣味・趣向が合った人とのつながりや知識を共有したい」(36.0%)に次いで、友人・知人と集まったことをきっかけにしたり、社内・部内・サークルの人間関係を円滑にするためなど、ある程度面識のある人たちとの間における、連絡・情報共有の場にもなっていることが伺える。

SNSのテーマ n=513

実際に、大学のゼミやフットサルチームなど、実在の団体・仲間内でSNSを運営している事例は多いようだ。これを反映してか、メンバーの人数については1~3人規模が25.7%、4~10人規模が29.2%となり、10人以下で運営されているものが半数以上に占めている。また、オーナーがSNS運営・管理にかける時間は、週に「1時間以内」が44.8%と最も多く、「1時間位」(20.7%)という回答を合わせると約2/3のSNSが比較的負担にならずに運営できていると想像される。

実際にSNSを運営してみて楽しかった点(複数回答)を聞いてみると、「メンバーがSNSで楽しんでくれること」(29.5%)を挙げた人が最も多かった。次いで「自分が自由にできるコミュニティを運営できること」(17.8%)や、「コミュニティ運営の勉強ができた」(14.5%)となり、運営することそのものに面白さを見出している人も多い。一方、苦労した点(複数回答)については「日記やコメントを書くのが面倒になったこと」(60.8%)などが挙げられたものの、全体では楽しかった点のほうが回答数が多かった。運営には苦労がありながらも喜びが優っているようだ。

SNSオーナーをやっていて楽しかったことは?(複数回答) 全体の回答数は963

SNSオーナーをやっていて苦労したことは?(複数回答) 全体の回答数は237

今回のアンケート回答者の年齢構成を見ると、30代(37.0%)・40代(31.3%)が最も多く、50歳以上も約1割含まれていた。これらの結果から、SNSが若者の活発な活動の場としてだけでなく、気心の知れた仲間とのんびりコミュニケーションする場として、幅広い世代に受け入れられていると考えられる。

SNSオーナーの世代分布 n=513